1. ホーム
  2. 葬儀・ご会葬のマナー

お葬式・ご会葬のマナー

 ご葬儀は人生の終わりを告げる「死」に関わる儀式で、遺族の方にとっても、周囲の人々にとっても、深い悲しみの気持ちを正しく表現することがマナーです。


 ここでは一般常識とされる弔問のマナーをご紹介いたします。ご喪家の宗教・宗旨に合わせて心を込めて逝く方をお送りしましょう。

御香奠について

 御香奠の金額には、これといった決まりがあるわけではありません。


 しかしながら、貴方と亡くなられた故人様もしくは喪主を務める方との続柄や関係性により、金額は上下します。少なすぎても恥ずかしいですし、関係性を超えて過分すぎる金額はかえって失礼にもあたります。


 下記の表に記した金額は、故人様との続柄・関係性や年代に応じて、アンケートや過去行われた調査などで、最も多かった金額を記したものです。あくまで、目安として参考になさってください。


 なお、御香奠の下限はほぼ5,000円といっても過言ではないでしょう。葬儀当日に用意する『香典返し(即返し)』と呼ばれる返礼品は、およそ下限である5,000円の半返しとして、概ね2,000円前後の金額帯で用意されているケースが多いです。


 特に通夜では喪家は飲食を振舞うことからも、3,000円以下の金額を包んだ場合は一般的には香典返しは辞退するのがマナーです。


香典の目安

 香奠袋には、必ず表に氏名、裏側もしくは内袋に住所と金額を書き入れるようにします。ふくさもしくは紫等のシックな色の風呂敷に包んで持参するのがマナーです。香典袋購入時に入っていたビニールに入れたまま持参するのは、あまりいいものではありません。


 なお、御香奠は受付窓口に出しますが、昨今では家族葬が多く、受付を設けていない場合も多く見られます。特に葬儀場の場合は、不特定多数の出入りがあることから、自宅への弔問のように、ご霊前に直接お供えするのも万一の事を考えるとよくありません。葬儀場や葬儀社によっても対応が異なるので、よくわからない場合は葬儀場のスタッフに確認したほうが良いでしょう。


御香奠の渡し方


【仏式葬】ご焼香の作法

 ご焼香の作法は宗派により回数や作法等、多少の違いがありますが、おおむね次の要領で行います。なお、お数珠は焼香時には欠かせないものです。お持ちでしたら必ず持参しましょう。


 一般的にお香典の表書きは「御霊前」が無難ですが、喪家の宗旨が浄土真宗と事前に分かっている場合は葬儀の際でも「御仏前」とするのが正式です。



  • 祭壇前の遺族親族の並ぶ末席まで進み、遺族親族に向かって一礼します。
    焼香所まで進み、遺影と位牌を見て一礼もしくは合掌します。(@)

  • 右手の三指(親指・人差指・中指)で香を少量つまみ(A)、額におしいただいて(B)香炉に炊きます(C)。
    宗旨宗派により香を炊くのが1回・2回・3回と違いがあったり、香を額までおしいただかないなどございますが、心を込めてご焼香されれば1回だけでも結構です。

  • 焼香のあとに合掌し、深く一礼します。(D)

  • 遺族親族に一礼し、席に戻るか、退席します。

  • 焼香の作法

    【神葬祭】玉串奉奠の作法

     神式の葬儀では、焼香ではなくご霊前に玉串を捧げ、拝礼いたします。


     ご喪家の宗教が神道と事前に分かっている場合、御霊前の表書きは「御玉串料」としますが、「御霊前」でも差し支えありません。但しできるだけ蓮の絵や透かしの入っていない金封を用いるようにします。



  • 祭壇前の遺族親族の並ぶ末席まで進み、遺族親族に向かって一礼します。
    玉串案のあるところまで進み、神職より玉串を根元の方を右手に、枝先の方を左手にして受け取ります。(@)

  • 玉串を時計回りにまわし、根元を祭壇に向けて玉串案に捧げます。(A)

  • 玉串奉奠したら「二礼(B)二拍手(C)一礼(D)」の作法で拝礼します。
    このときの拍手は「しのび手」といって、音を立てないように行います。

  • 遺族親族に一礼し、席に戻るか、退席します。

  • 玉串奉奠の作法

    【キリスト教】【無宗教葬】献花の作法

     キリスト教や無宗教での葬儀では、焼香ではなくご霊前に献花を捧げ、拝礼いたします。


     ご喪家の宗教がキリスト教と事前に分かっている場合、御霊前の表書きは「御花料」としますが、「御霊前」でも差し支えありません。但しできるだけ蓮の絵や透かしの入っていない金封を用いるようにします。


     無宗教でのお葬式の場合は、表書きは「御霊前」で結構ですし、特に金封に絵柄が入っていても問題はありません。



  • 祭壇前の遺族親族の並ぶ末席まで進み、遺族親族に向かって一礼します。
    献花台まで進み、花を両手で受け取ります。(@)

  • 花を90度右回しし(A)根先を祭壇の方に向けて献花台に捧げます。(B)

  • 頭を下げ気味にして黙祷、もしくは霊前に対して一礼をします。(C)

  • 遺族親族に一礼し、席に戻るか、退席します。

  • 献花の作法

    喪主様より挨拶や献杯の発声を頼まれたら

     精進落としや法事に参列される場合、喪主(施主)様より、挨拶や献杯の発声を依頼される場合があります。


     喪主(施主)様の方でも「あなたが適任」という考えに至りお願いされていると思いますので、他に適任の年長者がいないか気遣ったうえで是非引き受けて差し上げて下さい。



    ⇒『献杯の例文』

    自宅への弔問について

     葬儀後に自宅へお参りに伺う場合、事前にご遺族にご連絡をいれてから伺う方が無難です。


     特に葬儀後の1週間前後は、故人様の諸整理などで不在がちだったり、葬儀時の疲れも残っていらっしゃる方も多いです。


     葬儀に参列できなかった場合は、御香奠や線香などの供物を持参し、お参りします。もし事前にご遺族の意向で辞退されることがわかっている場合はご意向を尊重しましょう。


     49日忌過ぎてからお参りされる場合は、御香奠の形ではなく供物だけ持参する形の方が無難です。

    年賀欠礼などで後日亡くなったことを知ったら

     喪中はがきや死亡通知状を頂いて、葬儀後に亡くなったことを知ることがあります。親戚や親友などご縁が深い方であれば、何もしないのも気が引けるのも当然です。


     亡くなってから間もないようなら御香奠をお渡ししてもよいでしょうが、やはり49日忌過ぎているようなら供物のみ郵送や持参する形の方がよいでしょう。


     葬儀後に自宅へお参りに伺う場合、事前にご遺族にご連絡をいれてから伺う方が無難です。


     特に葬儀後の1週間前後は、故人様の諸整理などで不在がちだったり、葬儀時の疲れも残っていらっしゃる方も多いです。


     葬儀に参列できなかった場合は、御香奠や線香などの供物を持参し、お参りします。もし事前にご遺族の意向で辞退されることがわかっている場合はご意向を尊重しましょう。

    プライバシーポリシー|特定商取引法に基づく表記|サイトマップ
    Copyright © FUKAYAMA.All Rights Reserved.
    Design by http://f-tpl.com|Illusted by イラストわんパグ / いい葬儀